縁: 出会いの不思議

チュウリップ(オランダ在住)

ヒントブックスさん、20周年おめでとうございます。

縁があってヒントブックスさんに出会ったのは、1997年の9月。オランダはロッテルダム、日本の会社での、ある昼下がりでした。(でも、まだ実際には、お会いしていません) 朝日新聞に、山田さんご夫妻の無店舗書店の記事と写真が載っていたのです。

幸いにも、ファックス番号が記載されていましたので、早速、ファクスで、外国にも送っていただけますか? と問い合わせをしたのでした。

つい このあいだのことのよう思っていましたのに、もう6年目になっていることに改めて驚いています。

そう言えば、居間の壁、私の部屋の壁、屋根裏部屋の壁が……、本ばかりになっている光景が事実を語っています。オランダ人の夫は本が届くたび、「もう本を置く所はないよ。普通のオランダの家は、きちんと片づいているのに…… ここの居間は倉庫のよう……」と、困った顔をします。

今では私にとってすっかり「なじみの本屋さん」。外国にいてもe-mailで注文できるので、オランダと日本の距離をあまり感じません。「BookBoat」「さーがす」、月刊誌の「本」「波」「図書」等で紹介されている本で、読みたいと思うものがあったら、すぐに注文します。1冊のときも、10冊以上のときもありますが、e-mailですから気楽にいつでも好きなときに、思いついたらすぐに注文できるのがいいです。

また、ヒントブックスさんは、もう私の好みを知っておられるので、「X著者の新刊」のお知らせをしてくださいます。X=河合隼雄・中島善道・池田晶子・永井均・中沢新一・須賀敦子・村上龍・……、今までお知らせいただいた本の99%は注文してきましたから、サービスのクォリティーは、最高と言えます。

こちらでは、What you read is what you are! と言います。日本でも、「その人の本棚の本でその人物がわかる」と言うのと同じです。ヒントブックスさんの方では、私の注文する本で私がどんな人物か想像できることでしょう。──興味が広範囲、悪く言えば散漫──私自身が気付いていない私のことを知っておられるかもしれません。少し恐いです。でも、山田さんご夫妻を信頼しています。

ヒントブックスさんのケアーのおかげで、オランダにいても、実際に本を手に取って見ることもなく、自分の好きな本を入手することができます。日本にいる私の友達と較べても遅れていません。ヒントブックスさん、有り難う!!! これからもよろしく。

日本国外に住んでおられる方が、私のようにヒントブックスさんと出会う幸運を掴まえることができますように。


ヒントブックスから、ひとこと

チュウリップさんとの”出会い”は忘れられません。外出から帰るとFaxに本の注文らしい書き込みがびっしりとありました。数えてみると80冊ほどあったでしょうか。送信者は「ネザーランド」の日本女性でした。「私はこれだけの本を送ってもらいたいが、いいですか?」とおたずねがありました。こちらがOK!を送ったことはもちろんですが、こちらの意思を確かめもせず、日本国内の個人と比較しても最大級の注文をいきなり寄こしてくるのですから……。その行動力には驚きました。

じつは私たち、「ネザーランドってどこの国かな?」なんて、ほんとうに外国から届いたFaxだろうか? なんて思いましたよ。それからは、外国の会員さんにはどのようにサービスすればいいのかなど、よく勉強させていただきました。そうです、チュウリップさんは、ヒントブックスの外国会員第1号ですから。

今では、オランダのほか、フランス・ドイツ・スイス・カナダ・アメリカ・オーストラリアへと送っています。郵便局からSAL便印刷物で送ります。オランダはとても早くて1週間から10日程度で届きます。ほかでも2週間前後で届きます。

チュウリップさんからのe-mailは、朝6時ごろに届くのが多いですね。我が家には、ヨーロッパにあわせた時計があって、日本の朝6時は、今は夏時間なので午後11時ぐらい。私たちは朝5時ごろパソコンのスイッチを入れます。チュウリップさんの注文がヒントブックスにとっては朝一番早い注文になります。
おはようございます、チュウリップさん。いえ、おやすみなさい

2003.7.1