内発的な感動と無限の魅力が共生社会を成熟させる

  • 小笠毅/編 小笠毅/担当執筆
  • 『新版 就学時健診を考える 特別支援教育のいま』
    • 岩波ブックレット 991
    • 2019年1月発行
  • 以下の引用は、p81-82
    • 第4章_インクルーシブ教育にむかって > 学びの主体者

 このような教育を受けるのに重要なことは、学習主体者としての自覚です。そしてそれを支えるのが、学びに参加する人のモチベーション。では学ぶ意慾とは一体どこから生まれるのでしょう。それは、学びそのものを通して、そのおもしろさに気づき、内発的な感動と無限の魅力を伴って生じ、繰り返されていくものです。さらにその学びのサイクルは、多様な子どもたちがともにいることで、響き合い、循環していくのではないでしょうか。学習社会のはじまりです。
 もちろん、それは学校だけに収まりません。しかしながら、学校をともに遊び、学びあう環境へと整備することによって、子どもたちはお互いを知り、そして自分自身を知って成長することができるのです。インクルーシブ教育への道は、一人ひとりの人間性に依拠しながら、その長所と成功を認めあっていく。ここから始める方法が、共生社会を成熟させるために最適なのではないかと思いますが、読者のみなさまはどう考えるでしょうか。

赤字は、引用者による。

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