あやとり

川をつくる指、親指と〈人さし指〉

1950年 長野県(現在の阿智村)首藤功/編 2016年『道具からみる昔のくらしと子どもたち』農文協 p24──関西では「糸取り」というこのあそびは、平安時代からあって元禄時代に はやり、糸取り用の糸ひもまで作られた。──本書より

アメリカ映画 1988年「愛は霧のかなたに」のシーン。1970年代と思われる。アフリカ、ルワンダ国内。あやとりで山をつくっている。真ん中の指は〈人さし指〉。

元、保育園長に教えてもらって、あやとり。糸がどの指にかかっているでしょう。
しかし……、下の図をみてください。
──多田千尋 2004年『おばあちゃんは遊びの達人』ひかりのくに

〈人さし指〉でなく、〈中指〉で糸を取っていますね。「中ゆびをうまくつかってね」と、これをポイントとしています。

加古里子(かこ・さとし)の本書では写真は〈人さし指〉で糸を取っていますが、遊び方の解説スケッチは〈人さし指〉または〈中指〉です。

写真とあやとりスケッチは見開きにあります。あやとりスケッチは「ふたりあやとり」の一コマ。人物Aの〈中指〉に糸がかかっています。人物Bは親指と〈人さし指〉で糸をつまんでいます。このまま進むと、Bの手に、親指と〈人さし指〉で糸が開かれます。つまり、遊ぶ手の動作に「揺れ(ゆれ)」が見られます。

 かつては〈人さし指〉で取っていたものが、今や子どもの遊んでいる場面では〈中指〉が主流になっている。なぜか……?

山田利行 2019.9.9記す
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