K保育園(横浜)の園庭を写真で読みとる

 K保育園としたが、名誉のために記そう。Kは、川和保育園。全国私立保育園連盟が発行する「保育通信」2015年1月号の表紙に掲載され、私は仰天し羨ましく思った。撮影、宮原洋一とある。クレジットでは──冬の日は、みんなでたき火を囲んで おしゃべりしたり、おやつを食べたり…──とある。

  • 子どもを監視したり、見守り役という人は、いないように見える。
  • たき火が美しく、火を囲む7個?の石は周到に配置されたものだろう。
  • 青いジャケットの男の子は、先生と思われる男と同様、ナイフで削っているのではないか。
  • 皆が同じことをしているのではない。
    • 火を見つめる子
    • 食べている子
    • 長い棒を左手に持つ子の右手は肥後守ナイフだろう
    • 自由服だ
    • 何に腰掛けているのだろう? 丸太?
    • 背景の山が気になる。タイヤもたくさんある
    • 左方向には薪だろう
    • これは野外でなく園庭らしい。どれほどに広いのか

 気づいたことを箇条書きにしてみた。最も仰天し感動するのは、落ち着いた雰囲気が漂う。年長児でも満5,6歳の集団。

 世田谷の羽根木プレーパーク「冒険あそび場」がいつのまにか全国に拡がり、珍しくなくなっている。しかし、私には名ばかりに思える。火(じか火)は禁止がほとんどのようだ。土と木(廃材)と水と火がつかえてこそ”冒険あそび場”と思うのだが、その火が第一に禁止だ。それがこの園では、火が子どもの心を捉えている。

 驚いたことのもう一つは、全国私立保育園連盟の広報誌が表紙写真に採用し掲載していることだ。推奨とは言わないまでも、こういう園を褒め称えていると言ってよいだろう。

 食べている子の足、力が抜け、心が落ち着いている。火を見つめている子はうつむき加減に手を組んでいる。幼児の場合、おとなと違って、うつむいたときは考えているときだ(おとなは、視線を上にやって考える) 投げ出されている足、ひざに手をおいた子もうつむいている。ぼんやりとではあろうが、火を囲むみんなが考えている。

山田利行 2021.1.5記す
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