子ども期の再生(ルネサンス)

── “The Renaissance of Childhood” Project

かつて、誕生しても子どもは疫病にかかるなどして必ずしも生きながらえるとは限らなかった。やがて、医療や衛生思想が普及しこれを克服してきた。他方、宗教世界から解放され、科学や産業の発達で子どもに教育の機会が与えられることになった。先進国では総じてここ200年乃至300年前のことだ。

日本では「豊かさ」を傍受できる。飢えることなく、欲しいものはなんでも手に入る。商品を購入したり余暇を楽しむことで心の豊かさも満たせる。しかし、何かが足りない、満たされていないと思う人は多い。子どもは不足を感じると要求する。「満たされていない」ことが不満になるのだ。

『子どもはもういない』(THE DISAPPEARANCE OF CHILDHOOD / ニール・ポストマン 1982)は、「子ども期」の消失を警告している。つまり、200年乃至300年前のさらに前へ、子どもの置かれている状況が変化しているというのだ。

子どもが育つに必要な諸条件を、「豊かさ」とひきかえに置いてきてしまったものがあるらしいということだ。それを取り戻そうというのが、「子ども期の再生(ルネサンス)」だ。

「子ども期の再生(ルネサンス)」は、発達区分を考慮して3期に分けている。各期の項目を暗記するほどに熟読し、その意味するところを理解し、実践が伴うことで、子どもの将来を期待できるものにしたいとする試みだ。

提案: 山田利行 2018.9.15

  • 改訂履歴
    • 2018.11.2 修正
    • 2018.9.15 初稿
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